今週も節約ロードマップに足を運んでいただきありがとうございます。
今週は、”自動貯金の仕組作り”の3週目で、仕組づくりの完成と、これまで作ってきた仕組みを管理する方法を深堀していきます。
自動でお金が貯まっていく仕組みが完成することに加え、来週から始まる節約のための準備にもつながりますので、ぜひ最後まで取り組んで下さい。
Contents
今週のやること
では今週のやることをお伝えします。
マネーアプリ(家計簿アプリ)を導入し、家計を管理する
今週はマネーアプリを導入し、家計管理をして頂きます。
マネーアプリとは
マネーアプリとは、銀行やクレジットカード、ポイントやマイル等を管理できる家計簿アプリのことです。
自動で収入と支出(固定費・変動費)を管理してくれますので、家計を確認する方法としてとても重宝しています。
最初の紐づけ設定が少し面倒なのですが、最初の設定を乗り越えられれば自動かつ無料で家計管理を行ってくれますので使わない手はないです。
代表的なものに「Moneytree」、「マネーフォワードME」があるのですが、詳しくは後ほど解説します。
家計管理(=現在地把握)の大切さ
マネーアプリを導入した後は、家計管理をしていきます。
家計管理とは、家に出入りするお金のフローを把握し、管理していくことです。
毎月、毎月のお金の流れを確認していって、
- 自分は何にいくら使っているのか
- いくらあれば生活していけるのか
といった今必要なお金を知る、つまり「お金の現在地を把握する」行為です。
この現在値の把握というものがとても重要で、
貯金できている人とできていない人との差は、『現在地の把握が”できている”か”できていない”か』
と置き換えてもいいくらい重要です!
例えば、A大学に合格するのに、
- 数学の学力が足りないのか?
- 英語のリスニング力が足りないのか?
- はたまた、試験当日に緊張しないメンタルが必要なのか?
と、自分の現在の実力がわからないと、鍛えようがありません。
貯金の考え方も同じで、今の自分が
- 何にお金を使い過ぎているのか
- 合格ラインを突破している節約項目はいくつあるのか
- 毎月5万円貯めるにはあとどのくらい節約すればいいのか
- 毎月、最低いくらあれば生きていけるのか
を把握してないと、努力しても中々お金は貯まっていきません。
出来ている項目を見直すより、ダメージが大きい項目から見直していく方が、少しの労力で大きく改善しやすいからです。
今回、マネーアプリを導入したことによって、家計管理が容易になります。
家計管理が容易になることによって、来週より始まる節約(実践編)のうち、どこに力を入れていけば良いのかがわかります。
節約のとても大事なステップとなりますので、しっかり確認していってください。
具体的方法の解説
それでは具体的方法の解説にうつります。
実行するステップは以下の3STEPです。
- STEP1:アプリをインストールする
- STEP2:アプリと金融機関(銀行やクレジットカード)を紐づけする
- STEP3:家計を管理していく
STEP1:アプリをインストールする
まずスマホにマネーアプリをインストールするのですが、
私がおすすめしているのは、「Moneytree」か「マネーフォワードME」です。
どちらも連携できる金融機関(銀行口座、証券口座、クレジットカード会社、その他キャッシュレス決済会社)が多く、家計簿アプリでは2強といったイメージです。
キャッシュレス決済の履歴からスーパーやドラッグストア等の使用したお店を認識してくれて、細かく変動費をチェックできます。
- Moneytree:https://getmoneytree.com/jp/app/about
- マネーフォワードME:https://moneyforward.com/
ちなみに私はMoneytreeと、マネーフォワードME両方を使っています。
仮想通貨や株を管理している証券口座など、管理したい金融機関がたくさんあるのですが、中にはMoneytreeでは非対応だがマネーフォワードMEでは対応、マネーフォワードMEでは非対応だがMoneytreeでは対応といった金融機関もあるので2つで管理しています。
どちらもメジャーな金融機関は揃っていますので、ご自身の状況や使い勝手に合わせてどちらかを選択いただければ幸いです。
※後日追記:Moneytreeでは楽天銀行が非対応の可能性がございます。私は途中で使えなくなりましたので、最低限マネーフォワードMEはインストールしておくと良いです。
【Moneytree:https://getmoneytree.com/jp/app/about】
Moneytreeのイメージ(出典:Moneytreeホームページ)
【マネーフォワードME:https://moneyforward.com/】
マネーフォワード MEのイメージ(出典:マネーフォワード MEホームページ)
STEP2:アプリと金融機関(銀行やクレジットカード)を紐づけする
STEP2では、インストールしたアプリの設定をしていきます。
紐づけするのは、3週目と書いてある以下の黒枠部分の項目です。
上図に従って、以下の金融機関とマネーアプリを紐づけします。
- 生活用口座(楽天銀行)
- 入金用口座(住信SBIネット銀行)
- 緊急用口座(SBI証券)
- 貯蓄用口座(楽天証券)
- 生活費の支払い(クレジットカード)
※「給与が入る口座(夫/妻)」の紐づけは任意です。また、2週目で導入した電子マネーの紐づけは不要です。詳しくは以下の注意点で解説します。
なお、2点ほど注意点がございます。
【図の左部分にある「給料が入る口座(夫)/(妻)」について】
こちらも黒枠でかこっていますが、あえて外側に位置づけしております。
これは、個々の収入・貯蓄額を明かしていない夫婦がいるためです。
右側のメイン部分で家の生活費と貯蓄部分の収支を管理しているので、これさえ管理できていれば1,000万円貯めるための準備はOKです。
従って、給与が入る口座(夫/妻)の紐づけは必須ではありません。個々のスタイルに合わせて、給与が入る口座もマネーアプリで管理するのかご検討ください。
※自分とパートナーの銀行口座も紐づけしておくと、本当の意味で家計全体のお金が見え、総貯蓄額が可視化できるため、モチベーションUPにつながるメリットがあります。
ちなみに私の場合は、私の給与口座は紐づけして、妻の給与口座は紐づけしていません。妻は秘密主義者なのです。
【2週目で設定した電子マネーについて】
こちらはマネーアプリとの紐づけ不要です。
電子マネーと紐づけしているクレジットカードをマネーアプリと紐づけしているため、2重管理となるからです。
ただ、クレジットカードのみを紐づけしていると、スーパーで使ったのか、ドラッグストアで使ったのか等の詳細把握はできず、電子マネーの履歴を見る必要があります。
この点だけ2つのアプリで管理することになってしまいますが、傾向把握だけであれば電子マネーの履歴を頻繁に見る必要はありませんし、この労力よりももらえるポイントの方がお得かと思いますので、マネーアプリとの紐づけは不要と考えます。
これで1~3週をかけて作成した自動貯金の仕組み作りは終了です。
お疲れさまでした。
ここからは家計管理術を紹介します。
ほとんどを自動でやってくれますので、あなたは定期的に確認するだけでOKです。
これまでの工程で、使い道のわからない使途不明金は無くなり、節約できる項目を探す準備が整っています。
何にいくら使っているのかを正確に確認していきましょう。
STEP3:家計を管理していく
では、1~3週目で作った仕組みを活用して家計を管理していきます。
これまで作った仕組みのおさらいも兼ねて、あなたが今後やっていくことを解説します。
【口座の管理】
- 生活用口座
- 最初の数か月は、生活用口座がマイナスになっていないか確認する。マイナスが続くようなら入金額を微調整。それ以外は特に無く基本放置。
- 緊急用口座(ここだけ手動)
- 半年に1度くらいの頻度で残金が減っていないか確認し、不足分は補充する
- IPOを実践(やらなくても可)
- 貯蓄用口座
- 貯まってくお金を見てニヤニヤする。基本放置。
【支払いの管理】
- マネーアプリ/電子マネーの履歴を使って、毎月の支出を確認する
- (月の支出が最初の計算と異なるようであれば)3~6か月の平均支出額を算出し、夫婦の負担額・貯金額を見直す
- 使い過ぎな項目/節約できそうな項目を探し、節約できたら貯金に回す(この方法は翌週以降の節約ロードマップで解説・実践していきます)
最初のうちはペースが掴めず、生活用口座のお金がマイナスになる月も多いと思います。
マイナスになるのを回避するために、数万円くらい余分に生活用口座に入れておくと良いかもしれません(気づかず放置しているとクレジットカード会社から残高不足の連絡がきてしまいますので)。
もしくは、最初のうちはマネーアプリ・電子マネーの履歴を週1回見てしっかりとセーブしておくと安心です。
少なくとも月1回は見て、何にどのくらい使い過ぎているのか、自分なりに傾向を分析してみましょう。
これは次週解説予定ですが、以下の基準で分析し、節約できる項目を探してみると良いです。
【節約項目のあぶり出し】
- 世の中の平均の家計簿と比較する
- 自分/家族にとって本当に必要なサービスかよく考える
- 不要な場合:やめる、解約する
- 必要な場合:他のプラン、他のサービスと比較する
世の中の平均の家計簿や、理想の家計簿、
自分/家族にとって必要なサービスの考え方は次回解説します。
いよいよ、節約の実践編にはいってきますので、ザクザクお金を貯めていってください。
では、今週は以上となります。
また来週よろしくお願いいたします。