今週も節約ロードマップに足を運んでいただきありがとうございます。
今週は、”自動貯金の仕組作り”の2週目で、給料の出口である支出(下記フローの黄色部分)を深堀していきます。
今週のやること
では早速、今週のやることをお伝えします。
支払いをキャッシュレス化する
今週は支払いをキャッシュレス化して頂きます。
【キャッシュレス化とは】
キャッシュレス化とは、クレジットカードや電子マネー、口座振替を利用して、紙幣・硬貨といった現金を使わずに支払い・受け取りを行う決済方法のことです。
スマホアプリで支払える●●ペイ、定期券とセットで使えるSuicaやPASMO等、最近では様々な種類のキャッシュレス決済があります。
キャッシュレス化には多くのメリットがありますので、スーパーやドラッグストア、コンビニ等で現金払いしている方は、一刻も早くキャッシュレス化することをお勧めします。
具体的方法の解説前にキャッシュレス化のメリットとデメリット、その対策を紹介しておきます。
既にキャッシュレス化している方も「1つ挟むことをしていない」、「ポイント還元率が1.5%以上でない」場合は、”具体的方法の解説”ページをご一読お願いします。
キャッシュレス化のメリット
具体的方法の解説前に、まずキャッシュレス化のメリットです。
【キャッシュレス化のメリット】
- 日常の生活を変えずに+1%以上のポイント還元を受けられる
- 収支の管理(家計簿の記帳)がより楽になる
- 財布がスリムになる
キャッシュレス化の最大のメリットは+1%以上のポイント還元を『日常の生活を変えずに』受けられることです。これがとにかくすごいです。
スーパーやドラッグストアでの普段の買い物、時々の外食やネットショッピング等、日々生活しているだけで支払いをする機会が多いと思います。
これらの費用に毎月10万円(食費5万、日用品2万、雑費3万)近くかかったとします。
キャッシュレス化した時のポイントが1%の場合、10万円の1%なので、毎月1,000円分のポイントがもらえることになります。
1年間で12,000円分、5年で60,000円分のポイントがもらえます。
毎月の支出はキャッシュレス化して支払いできるものは他にもスマホ代、電気、ガス等あらゆるものが支払えるようになっていますので、人によってはもっとポイントがもらえます。
ポイントの還元率も裏技を使えば、1%以上に上げることができます。
ポイント付与が1.5%になったら、毎月1,500円分、5年で90,000円分のポイントがもらえる・・・大きい!
現金払いからキャッシュレス化に切り替えるだけで旅行に行けてしまうぐらいのお金が手に入るのは有難いですよね。
しかも支払い方法を変えただけなので、私たちの負担はほぼ変わりません。むしろ決済スピードが速くなりますし、荷物も軽くなります。
さらに家計簿アプリと連動すれば、自動で家計簿をつけてくれるおまけ付きです(家計簿アプリの導入・設定方法は翌週に解説予定です)。
お金を払って生活していく行為は死ぬまでずっと続きますので、少しでも早く導入した人がよりお得になると言えます。
節約の基本である「意志の力に頼らない」お得が手に入るので、本当にやらないともったいないのですが、デメリットもあると言われています。
キャッシュレス化のデメリットと対策
キャッシュレス化にするデメリットでよく言われるのが以下3点です。
- 可視化できないのでお金を使い過ぎる
- セキュリティ面の不安がある
- 使えない店がある
一つずつ対策と共に紹介していきます。
可視化できないのでお金を使い過ぎる
現金が目に見えないので、調子に乗って買い過ぎてしまいそう・・
銀行から下ろすひと手間があったり、目に見えて減っていくからお金を使い過ぎないようにできていた面もある・・
やっぱ現金派の方が余計な買い物が減って節約できそう・・
これはよくある意見で、キャッシュレス化すると散財が増えると聞きますが、私はむしろ減りました。
というのも、家計簿アプリを導入し、頻繁に見る癖がついたからです。
むしろ銀行からおろして使っていた現金時代では、総資産の減り具合がわかっても、何にいくら使ったかまではわからなかったので、改善点がよくわかりませんでした。
家計簿アプリを見る癖がついてからは、何にいくら使っていたのかが明確になったので、食費に使い過ぎだ、趣味に使い過ぎだ。と自分に警告を鳴らせることができ、家計の改善につながりました。
セキュリティ面の不安がある
カードやスマホを紛失した場合に、誰かに使われない?
紛失という観点では財布の中の現金を無くすことも同じリスクではありますが、キャッシュレスの場合、際限なく使われてしまう可能性が怖いんですよね。
でも大丈夫です。
まず●●ペイ等のスマホアプリで決済する場合は、そもそもスマホ画面を開く際にロックをかけていれば、犯罪のプロでない限り使われる可能性は低いです。
紛失したことをスマホ会社/電子マネー会社に伝え、機能停止してもらうことで解決です。
それに万が一電子マネー決済を使われてしまっても、大手の電子マネー決済会社では補償制度もしっかりしていますのでお金が返ってきます。
クレジットカード、プリペイドカード等のカードを紛失した場合も電話1本で使用停止ができますし、補償制度もあるので大手のクレジット会社ならまず問題ないです。
特にクレジットカードやプリペイドカードの利便化は進んでおり、スマホと連動させることで
- 使用時のリアルタイム通知がくる
- スマホアプリから決済限度額が指定できる
- スマホアプリからロックができる
などの機能が搭載されているので、自己管理も十分にできます。
使えない店がある
この点はごもっともなご指摘です。キャッシュレス決済の種類が多すぎて、全種類の決済に対応しているお店は少ないです。
ですが、対策は簡単です。
家の近くのスーパー、ドラッグストアから使えるキャッシュレス決済の種類を確認してから、どのキャッシュレス決済にするか選ぶだけです。
この点は具体的方法のところで解説していきます。
具体的方法の解説
前置きが長くなってしまいましたが、今週のやるべきことの具体的解説にうつります。
今週は、「支払いをキャッシュレス化する」です。
キャッシュレス化する工程は以下の通りです。
- クレジットカードを発行し、生活費口座と紐づける
- 1つ挟む仕組みをつくる
各ステップについて詳細を解説していきます。
①クレジットカードを発行し、生活費口座と紐づける
まずクレジットカードを発行します。
クレジットカードなら何でも良いわけではなく、以下の条件を満たしているカードを選択してください。
【クレジットカードの条件】
- ポイント還元率が1%以上
- 年会費無料
- 入会手数料無料
- 大手カード会社(補償制度がある)
- (パートナーがいる場合)家族カードの制度がある
この条件にあったものであれば基本的に何でも良いのですが、
ただ、この節約ロードマップを制覇していくのであれば、現状、やはり楽天カード一択となります。
現在のおすすめは楽天カード
楽天カードは年会費・入会手数料無料、ポイント還元率も1%以上を満たしております。家族カードも作れるので、パートナーがいる場合もOKです。
楽天カードを勧める人はよく楽天ポイントを効率的に貯める楽天経済圏の話しを持ち出します。
たしかに、楽天SPUの倍率UPによってポイントはざくざく貯まりますし、他にも様々な恩恵を受けることができます。
ですが、楽天カードの1番の魅力は、貯まった楽天ポイントを自動で生活費に消費できるシステムがあることです。
この点は節約ロードマップで詳しく解説していきますが、貯めたポイントの期限切れ率は本当に高いのです。
ポイントはついつい使えずに消滅してしまうことが私もよくあったので、気持ちがわかりますが、
貯まったポイントが期限切れになる=お金を捨てる行為と同義です。
こういう時は自動でポイントが使える仕組みをきちんと作って、損しない生活をしていきましょう。
楽天カードには、この節約に大切な自動化の要素があるため、後々のことを考えて楽天カードを発行しておくことをお勧めします。
なお、楽天カードの発行はポイ活完全マニュアルを参照し、ポイントサイトから行うことを忘れないで下さいね。
家族カードを作る
パートナーがいる場合は、楽天家族カードを作ってパートナーに渡しましょう。
家族カードを作りパートナーが使うことで、一つの口座(生活費口座)から引き落とされることになります。
夫婦それぞれが楽天カードを作ってしまうと、支出の管理が複雑になり家計管理術がうまく機能しません。
(できないこともないですが、複雑になります)
というのも、1週目に作成した生活費口座を仮に旦那名義で作っていた場合、妻の名義で作った楽天カードは名義が異なるので生活費口座と紐づけすることができないからです。
ですが、ご安心ください。家族カードを作るメリットは多いです。
様々なメリットがありますが、最大のメリットは生活費とポイントの一元管理です。
この2つを一元管理できることで、
- 生活費の管理がしやすくなる(一目で何に使ったかわかりやすい)
- ポイントが分散しないので消滅するリスクを軽減させる
という利点があります。
支出を管理する面でも、ポイント面でもメリットが大きいですので家族カードの導入をおすすめします。
生活費口座と紐づけする
クレジットカードを選択することができましたら、1週目で開設した「生活費口座(楽天銀行)」と連携させます。
上記で家族カードを作った場合、家族カードの紐づけをする必要はありません(というより、メインのカードで紐づけされていますので出来ません)。
これで、生活費の支払いをこのクレジットカードから行えば、生活費口座より自動的に引き落とされていきます。
②1つ挟む仕組みをつくる
①でクレジットカードを発行したらそれでお終いではありません。
続いて、1つ挟む仕組みを作ります。
1つ挟むとは、クレジットカードと連携して支払いできる電子マネーを間に入れることを指します。
電子マネーには、以下の種類があります。
交通系やペイペイ・楽天ペイ等の流通系、プリペイドカード、デビットカード等、クレジットカードに似ていますがチャージ額を決めて使ったり、後払いできる機能があったりと様々な種類があります。
これらを導入することによって、クレジットカードの還元率1%+電子マネーの還元率が手に入ります。
電子マネーにも条件があって、最低以下は揃えたいところです。
【電子マネーの条件】
- ポイント還元率が0.5%以上
- 家の近くのお店で決済できる
- ①で発行したクレジットカードと紐づけできる
- 大手の会社(補償制度がある)
電子マネーについてはキャンペーンやポイント還元率の変動が多いため、どの電子マネーがおすすめとは言えないです。
現状は楽天推しでありますし、上記の条件も満たせる(近くのお店は個々によります)楽天ペイでも良いですが、電子マネーに関しては楽天でなくても良いです。
よく行くスーパーで決済できること、還元率が高いことを基準に選ぶと良いと思います。
ちなみに私はkyashカードというプリペイドカードを選択していました。
VISAのクレジットカードが使えるお店ならほとんど使えましたので、お店に困ることもなく、当時はポイント還元率1%もあったので、楽天カードと合わせて2%もの還元を受けていました。
ただ、現在ではポイント還元率も下がり、あまり魅力的なカードではないため、ペイペイ等別の電子マネーを利用しています。
色々お伝えしましたが、上記の条件+よく行くスーパーで使えるかを基準に考えれば良いと思います。
先述した条件を考慮してどの電子マネーを導入するか決めたら、夫婦それぞれで導入し、楽天カード(パートナーは家族カード)に紐づけします。
これで今週の設定は完了です。
まとめ
ここまでで、ほとんどの仕組み作りが完了しました。
下図のフローで見ると、残すはマネーアプリで管理する工程だけですので、ほとんど完成していることがわかります。
これらが完成することで、お金が逃げていかない・自動で貯まっていくような家計になりますので、少なくとも翌週までは頑張って下さい。
翌週は仕組みの完成と完成後の家計管理術をお伝えします。
家計管理って一人暮らしの時はとても楽だったのですが、家族が増えると大変ですよね。
私は3人家族(夫、妻、息子)で共働きなので、手が空いている方が食材の買い出しに行ったりします。そのため、パートナーの支出把握までとなると管理できなくなっていたのです。
ですが、そういった問題を解決できる方法となっています。
これまで作った仕組みで実践できますので、楽しみに待っていてください。