1章:節約ロードマップ 

節約④ガス代をお得にする方法(楽天経済圏Ver.)

今週も節約ロードマップに足を運んでいただきありがとうございます。

今週は、ガス代をお得にする方法について解説していきます。

ガス代の節約と聞くと、短時間でお風呂に入ったり、出来る限り床暖房を使わなかったりをイメージしますでしょうか。

もう察しがついているかと存じますが、そういった労力がかかり続けるものではありません。

もっと根本的な節約で、現在契約しているガス会社を変えて頂きます。

ただ、今回は電気会社と違いガス会社を変更できない方もいますので、その点も踏まえてご確認ください。

早速、本編の解説にうつりたいと思いますが、事前に1点伝達事項がございます。

先々週に楽天経済圏について触れましたので、先週と同じく楽天経済圏に移住した方Ver.と移住しなかった方Ver.の2つのコンテンツで解説しています。

同じパスワードで閲覧可能ですので、自分にあった方を選んでいただければ幸いです。

楽天経済圏への移住を決めかねている方は2つとも読んでみてください。

本コンテンツは楽天経済圏Ver.のコンテンツとなります。

今週のやること

では早速、今週のやることをお伝えします。

今週のやること

楽天ガスに乗り換える

今週は楽天ガスに乗り換えして頂きます。

いつも通り前置きが長くなりますので、結果だけ知りたい方は具体的方法まで移動してもOKです。

(背景まで知っておくと、制度や料金プランが改訂となった際も自分で考えて行動できるメリットがあります)

楽天ガスを利用する最大のメリットは楽天ポイントが使えることです。

このメリットを最大限活用することで、ガス代の現金支出を0円にすることが可能となります。

このメリットは以前からお伝えしている通り、ガスだけでなく、楽天の電気・スマホでも活用できるので、生活費にかかる費用(ガス・電気・スマホ料金)の現金支出を0円に近づけることができます。

画像元:楽天エナジーホームページ

他にも細かなメリットがありますが、楽天ガスに変える最大の理由は楽天ポイントの消費だということが本記事で1番伝えたい内容となります。

ただ冒頭にもお伝えした通り、楽天ガスに乗り換え可能な方は限られてきます。

そのあたりの解説や、楽天ガス乗換のメリット・デメリット、そもそも楽天ガスに乗り換えることでガス料金が上がったりしないのか?等について解説します。

楽天ガスとは

まず楽天ガスについて簡潔にまとめておきます。

【楽天ガスとは】

  • 2020年10月26日より申し込みが始まった楽天の新サービス
  • 都市ガス(東京ガス、東邦ガス、関電ガス)と楽天が提携することで実現
  • 契約先を都市ガスから楽天に変えるのみで、今までのガス供給体制に変更はない
  • 楽天でんきも併せて利用することが条件
画像元:楽天エナジーホームページ

楽天ガスのメリット

冒頭で楽天ガスの最大のメリットを紹介しましたが、楽天ポイントの消費以外にもメリットはありますので、楽天ガスに加入するメリットを列記します。

それぞれのメリットについて解説していきます。

楽天ポイントが貯まる

楽天ポイントが貯まります。これまで楽天でんきを使用していた人はさらに貯まりやすくなりました。

楽天でんき単体と比べポイント取得率が2倍になっています。

さらに楽天カードで支払えば上記にプラスしてポイントが貯まります。

年間使用料金が電気10万円、ガス5万円であった場合、楽天ポイントは2,000ポイント(電気500ポイント、ガスはなし、楽天カード払い1,500ポイント)しか貯まりませんでしたが

楽天ガスを利用することで3,000ポイント(電気1,000ポイント、ガス500ポイント、楽天カード払い1,500ポイント)になります。

楽天ポイントで支払いできる

冒頭でも紹介した楽天ポイントでガス代の支払いができます。

しかも期間限定ポイントから消費してくれます。

期間限定ポイントは1~2か月で消えてしまいますので、以下の方の悩みは解決します。

  • 知らない間にポイントが消滅していた方(その心当たりがある方)
  • 数百ポイントがもったいないからと余計に商品を購入して、むしろ支出が増えていた方

これからは無駄なくポイントを消費できますので、消えていたポイントがもったいないと思っていた方はストレスない生活が送れるようになります。

サービス加入時にも楽天ポイントがもらえる(ことがある)

これは期間限定で時折開催されるイベントのため、このコンテンツを見た時にやっていたらラッキー、というくらいの感覚で良いです。

もちろん、こういったサービスに加入する際にはポイントサイトの確認も忘れず行ってほしいです。

ポイントサイトに掲載していればダブルでポイントがもらえるので、ガス会社を変えただけでとても大きな臨時収入になります。

とはいえ、繰り返しとなりますが、キャンペーンはやってたらラッキー程度で良いです。

何もキャンペーンがやってない月もありますし、いつ開かれるかわからないキャンペーンを待って、じりじりガス代をとられるなら、そこは割り切って早めに乗り換えてしまいましょう。

乗換に伴う負担がとても少ない

画像元:楽天エナジーホームページ

スマホや家のWi-Fiの乗り換えなどでもそうですが、これまで契約していたプランの解約手続きや新しいプランへの契約手続きって面倒なイメージがありませんか。

上記画像のように、楽天ガスへの乗り換えはとても簡単で私も申し込みを行い、15分くらいで終わりました。

【負担が少ない】

  • 新しい設備工事は不要
  • 今のガス会社への解約届も不要
  • 楽天ガスにネット申し込みをするだけ
  • 切替費用も不要(※)

(※)楽天エナジーホームページの注釈には「現在ご使用のガス会社・プランによっては解約手数料が掛かる場合がございますので、現在のご契約内容をご確認ください。」と書いてありました。

しかし、今回切り替え対象となっている都市ガス(東京ガス、東邦ガス、関電ガス)のホームページを見て確認しましたが、どこも解約手数料、違約金はかかりませんでした。気になる方はご自身の契約内容を確認の上お手続きください。

利用開始には1~3ヶ月程かかってしまうのですが、その間も特にやることはありません。

楽天ガスから利用開始メールが届きますので、それまで待機です。

ガスの供給体制・品質に影響がない(都市ガス利用時のまま)

楽天ガスの切り替えに伴うガス供給体制・品質に影響はありません。

というのも下記図のように都市ガスから楽天ガスに契約先を変えるだけで、ガス供給体制に変更はないため安心して利用できます。

画像元:楽天エナジーホームページ

以上が楽天ガスに切り替えるメリットとなります。

楽天ガスのデメリット

大変魅力的な楽天ガスですが、楽天ガスのデメリットもあります。

利用できる対象者が限られている

1つ目のデメリットは楽天ガスを利用できる対象者が限られてしまっていることです。

楽天ガスは対象エリアが限られており、対象地域に住んでいないと利用することができません。

【対象エリア】

  • 関東エリア(東京ガス)
  • 中部エリア(東邦ガス)
  • 関西エリア(関電ガス)

北海道や東北、九州、四国等の対象エリア外にお住まいの方は2020年のサービス開始当初では利用できないことを確認しています。

以下のブルーのエリアが対象です。詳細な市区町村は楽天エナジーのホームページよりご確認ください。

画像元:楽天エナジーホームページ
画像元:楽天エナジーホームページ
画像元:楽天エナジーホームページ

また、対象エリアでもプロパンガスを利用している方も対象ではありません。

戸建てかマンションか、アパートか等の建物については関係ないのですが、

前述した通り、楽天ガスは都市ガス会社(東京ガス、東邦ガス、関電ガス)と契約を結ぶことによって楽天からの提供が実現されているため、現状プロパンガス利用の方は対象外となってしまいます。

プロパンガス利用中の方は、ガスの節約(通常Ver.)のコンテンツで安く抑える方法を記載していますので、そちらをご参照ください。

これまでのガス料金から若干変動する可能性がある

基本的には、現在お住まいの地域のガス会社と同等の料金体系(※)プランが用意されていますので、高くなったり安くなったりはしないのですが、完全に同額というわけではございません。

(※)同等の料金体系とは、2020/10/1時点での各ガス会社のプランと比較し、料金単価が同一であることを意味します。

若干の変動はあるようなので、心配な方はシミュレーションで試算してから申し込むことをおすすめします。

楽天エナジーのホームページの楽天ガスタブの中に「料金シミュレーション」がございますので、そちらからご確認ください。

楽天でんきと合わせて利用する必要がある

楽天でんき未加入の方のデメリットとなりますが、楽天ガスは楽天ガス単体での利用はできず、楽天でんきの加入が必須条件となります。

そのため、楽天でんき加入に伴うデメリットが発生してしまいます。

楽天でんき加入に伴うデメリットは主に2つです。

  • 電気代が増加する可能性がある(特に単身者の場合)
  • 電気会社によっては解約料金がかかる
電気代が増加する可能性がある

ガス代は大きな変動はありませんでしたが、電気代は年間にすると結構変わってきます。

特に単身者の場合は値上がりすることが多いようなのでしっかり確認を行いましょう。

次項のデメリットの対策でも紹介していますが月々の電気・ガス代、解約料、キャッシュバック額等を考慮し、しっかりシミュレーションを行った上で申し込みを行えれば損してしまうこともありません。

電気会社によっては解約料金がかかる

電力会社の解約は手数料がかかる場合があります。

ソフトバンク電気では500円の解約手数料がかかります。

他の電力会社も基本解約金なしか、そこまで大きな金額で無いことが多いです。

楽天ガス・でんきのキャッシュバック金額や月々の負担額の差を確認し乗り換えを検討しましょう。

デメリットの対策

これらデメリットの対策として、やはりシミュレーションを行うことが大事です。

楽天でんき・ガスのメリットはやはり楽天ポイントが使えること、貯められることなのですが、そもそも月々の料金が楽天より安い会社もあるので「楽天ポイントのために!」と盲目にならず、しっかりと比較を行いましょう。

今は無料の比較サイトがありますので、比較サイトを利用します。

比較サイトに世帯人数や現在の電力会社及びそのプランを入力(検針票やネットに書いてあります)するだけで、自動でガス代・電気代のシミュレーションを行ってくれます。

なかでもお勧めはキャッシュバック特典があるエネチェンジ」という比較サイトです。

直近の電気代・ガス代の明細書があれば、電気代・ガス代をまとめて比較でき、安い順に表示してくれます。

1万円以上のキャッシュバックも多く取り揃えているので、私もとても重宝しています。

小まとめ:申し込み時に迷うQ&A

最後に申し込み時に迷う項目を解消しておきます。

毎月のガス料金が高くなったりしないか?

高くなりません。

基本的には、現在お住まいの地域のガス会社と同等の料金体系(※)プランが用意されていますので、高くなったり安くなったりはしないのですが、完全に同額というわけではございません。

(※)同等の料金体系とは、2020/10/1時点での各ガス会社のプランと比較し、料金単価が同一であることを意味します。

若干の変動はあるようなので、心配な方はシミュレーションで試算してから申し込むことをおすすめします。

楽天エナジーのホームページの楽天ガスタブの中に「料金シミュレーション」がございますので、そちらからご確認ください。

ガスの品質は変わらないか?

変わりません。

契約先を変えるだけで、ガス供給体制に変更はないため安心して利用できます(下記図参照)。

画像元:楽天エナジーホームページ

賃貸(アパート・マンション)でも利用可能か?

可能です。

下記図の通り、賃貸、集合住宅、アパート、マンションでも利用可能です。

ガスの乗り換えにかかる費用は?

違約金や解約手数料等、かかる費用は原則ございません。

”原則”というのは、楽天エナジーホームページの注釈に「現在ご使用のガス会社・プランによっては解約手数料が掛かる場合がございますので、現在のご契約内容をご確認ください。」と書いてありました。

しかし、今回切り替え対象となっている都市ガス(東京ガス、東邦ガス、関電ガス)のホームページを見て確認しましたが、上記3つとも解約手数料、違約金はかかりませんでした。

気になる方はご自身の契約内容を確認の上お手続きください。

具体的方法

いつものように前置きが長くなってしまいましたが、今週のやるべきことを解説します。

やることは「楽天ガスに乗り換える」です。

以下の2STEPで実践していきます。

STEP1:契約内容がわかるものを用意する

現在のガス会社(楽天でんき同時申し込みの方は電気会社も)との契約内容がわかるものを用意します。

ガス・電気共に毎月届く明細(検針票)があれば楽です。

手元に検針票が無い場合はガスなら東京ガス・東邦ガス・関電ガスのマイページから、電気なら各電気会社のマイページから確認できます。

STEP2:楽天ガス申し込みページにて必要情報を入力する

以下手順で必要情報の入力を行います。

  1. 楽天ガスホームページより申し込み画面に移ります
  2. 「ガスにお申込み(でんきとガスにお申込み)」をクリックし、必要情報の入力を行います
  3. 必要情報として以下のような情報を入力します。

STEP1で用意した検針票もしくは東京ガス・東邦ガス・関電ガスのマイページの契約内容欄に書いてありますので、そのまま打ち込みましょう。

【申し込み時に必要な情報(検針票で見る項目)】

  • 支払いをするクレジットカード情報
  • お客様番号
  • 供給地点特定番号
  • 現契約プラン
  • 住所や契約名義人等の個人情報

これで申し込みは完了です。

まとめ

本記事では楽天ガスのメリット・デメリット、申し込み手順等について解説しました。

上手く活用し、生活圏を楽天サービスでまとめれば生活インフラの支出を0円に抑えることが可能となります。

楽天ガス対象エリアでないと使えない手法のため、人を選んでしまうのが残念ですが、もし対象エリアにお住まいで都市ガス利用中の方はこれを機に乗り換えを検討しましょう。

また、今回対象エリアに該当しなかった方も、ガスの節約(通常Ver.)のコンテンツで安く抑える方法を記載していますので、そちらも確認してみて下さい。

それでは来週もお会いできることを楽しみにしております。