【番外編】お金の豆知識

セミリタイア(FIRE)するには貯金はいくら必要か

セミリタイアとは会社員を辞めて、貯蓄と最低限のアルバイト、投資などで生活するライフスタイルのことです。

最近では似た用語でFIRE(=Financial Independence, Retire Early)という言葉をよく耳にします。

本記事では、セミリタイアするのに必要な金額がいくらなのか、どのような方法で行うかを解説します。

労働が苦痛、ブラック企業からの脱出、田舎でのんびり暮らしたい、人間関係が苦手などの理由でセミリタイアを目指したい方は必見です。

セミリタイア達成のための条件は?

早速、結論部分の解説からとなりますが、

セミリタイア達成の条件は、以下の状態となることです。

”セミリタイア=生活費<不労所得+少労所得”

不労所得は配当金や家賃収入等、文字通り働かずして入る収入のことを

少労所得は在宅での簡単なワークや月数回のアルバイト等、リタイア前の本業より少ない労働のことを指しています。

尚、フルリタイアは以下の状態です。

”フルリタイア=生活費<不労所得”

もちろん貯金をたんまり貯めて、そこから切り崩して生活していく手段もなくはないですが、

食生活の変化や医療の進歩に伴い長命となった今、切り崩す生き方では、貯金が削られていくとともに、不安がどんどん大きくなってしまいます。

そのための不労所得・少労所得なのです。

ただ、この状態(”セミリタイア=生活費<不労所得+少労所得”)は

ローンが残っているか、扶養家族がいるか等、人によって異なるため、具体的な金額を提示することができないのです。

セミリタイア達成のための具体的な金額は?

上述のとおり、セミリタイアできる金額は人によって異なるため、残念ながら金額を申し上げることはできませんが、

総務省統計局の調査では、1人暮らしの場合は平均で月に約17万円、

3人暮らしの世帯では平均約29万円、

4人暮らしの世帯では平均約33万円の支出であるため、

これらを参考にセミリタイアを想定した場合以下となります。

生活費が20万円と仮定した場合

月10万円を不労所得、残り10万円をアルバイト等の労働で賄う場合は

少なくとも3,000万円(年5%の配当、税引き後を想定)の資金が必要となります。

生活費が30万円と仮定した場合

月20万円を不労所得(配当金で年5%、税引き後を想定)、残り10万円をアルバイト等の労働で賄う場合は

少なくとも6,000万円(年5%の配当、税引き後を想定)の資金が必要となります。

より細かく、個人ごとの必要資金が知りたい場合は

以下にセミリタイア達成までの具体的手順を記載しましたのでご確認ください。

セミリタイア達成までの具体的手順

具体的には以下のステップを踏んでセミリタイアまで進んでいきます。

  1. 生活費を調べる
  2. 投資資金を貯める
  3. 資産運用する
  4. 不労所得+少労所得で生活費を超える目処が立ったら、会社を辞める

生活費を調べる

まずは自身が生活していく上で毎月いくらかかっているのか、生活費を計算します。

この額がゴールの金額となるため、 固定費,変動費に分けて、丁寧に確認していきましょう。

具体的な手順は以下に記載していますのでご参照ください。

貯金を始める前に1番大事なこと!家計の確認方法について解説!~1章-2~効率的に1000万円を貯めるために、初めにやるべきこと(収支の把握と貯金額の決め方)とその方法について紹介しています。貯金の第一歩である収支把握と貯金額の決め方がわからないと非効率な貯金となるため、1000万円貯めるためにまずはここから始めましょう。...

投資資金を貯める

不労所得を得るための軍資金を貯めていきます。

基本は支出を抑え、収入を上げていくことになります。

既にある程度の貯金がある方は、このステップをすっ飛ばしてもらってかまいません。

(いくら投資に回せば、いくら所得が得られるのかは次のステップで紹介します)

この点は本ブログの2章3章をご参照ください。

資産運用する

貯めた軍資金を用いて資産運用を行っていきます。

お勧めは投資信託、高配当株投資を軸にバランスのとれたポートフォリオで資産運用を行っていくことです。

具体的な手順は本ブログの4章で紹介していますのでご確認ください。

ここでは、ざっくりとした必要資金の目安を紹介します。

月々の不労所得額
(年5%の配当。税引き後の金額で計算)
必要資金
5万円/月1,500万円
10万円/月3,000万円
20万円/月6,000万円
30万円/月9,000万円

不労所得+少労所得で生活費を超える目処が立ったら、会社を辞める

資産運用で、ある程度の収益をあげれるようになったら、セミリタイアまでのゴールが見えてきました。

最初のステップで調べた生活費を不労所得+少労所得でまかなえることができたら、セミリタイア完了です。

月10万円の不労所得ができて、残りの生活費10万円分を毎月稼ぐとなれば、週3日のアルバイトでもなんとかなるレベルです。

あとは好きな職に就いたり、融通の利く仕事を見つけるだけです。

「投資資金を貯める」のステップで副業を始め、資産を殖やした人であれば、副業1本に絞り本業を辞めることもありです。

また余力があるのであれば本業を辞めず、今まで通り働いて不労所得分をもう少し成長させていくことも1つの案として考えていただきたいです。

私はいつでも仕事を辞められるんだ、と思って働くと心が軽くなり

嫌だった仕事もそれほど苦ではなくなるかもしれません。

まとめ

生活費を調べ、節約(主に固定費の削減)と収入源UPで軍資金を作り、資産運用で生活費を賄えるだけの所得を得る。

言葉で表現すると短く終わるのですが、実践するとなかなか先が長いです。

月20万円の不労所得を得るには6,000万円必要ですからね。

ただ、2章の節約で固定費削減を実践しているはずなので、最初のステップで調べた”生活費”というのは、2章の成果でがくっと下がり、もっと早く達成できるようになると思います。

さらに、セミリタイアであるならば、本業を辞めることができるので

郊外の安い物件に引っ越すだけでも、数万円単位で変わってきます。

老後は年金に月10万円の不労所得が加われば、心のゆとりも生まれると思いますので、愚直に6,000万円貯めるだけではなく、生活費を下げるほうにも目を向け取り組んでいただけたらと思います。

本ブログの実践編(2章~4章)がセミリタイアを目指す方の参考になれば幸いです。